【Design+】デザイン(UX)の評価と定量的KPI
この記事は、noteでデザイナー向けにリライトしてみました。
ご参照くださいm(_ _)m
事業のKPIとデザインの評価指標が乖離してませんか?
よく「商品購入数」などの事業がもつKPIと、「ユーザービリティ」のようなデザインの評価が相反してしまい、
どうすりゃいいの???となるパターンってありませんか?。
(チームの信頼関係がないときは、ディレクター等とケンカになるやつです。)
そんな、デザイン(広義のIAやUXを含んだ意味のデザイン)を評価する時にどうすればいいか迷っていた時、坂田さんに面白い話をしてもらったのでメモです。
定量的な「KPI」"だけ"になってはいけない
KPIの数字自体だけを見てしまうと「意味」を失ってしまいます。
よくあるのが「売上20%UP!!」みたいな営業目標をチーム全体で追う時に
「なんでその売上が必要なんだっけ?」という意味が失われてしまうパターン
必ず「OBJECTIVE (目標)」とセットで考える
OBJECTIVE (目標)=定性的な達成したい目標
このOBJECTIVE (目標)を達成するために必要な定量指標をKPIとして設定する
目標を達成できなかったKPIは、振り返って修正する
紐付いているKPIはあくまで仮説、間違っている場合もある。
〇〇数増えたけど目標に近づいてないよね、、、という感覚をもったら、求めるKPIを柔軟に修正していく。
OutputではなくOutcome
良いデザインが作れた(output)=>その結果、より多くのユーザーに価値が届けられた(outcome)
売上が増加した(output)=>その結果、より影響力の高いサイトになった(outcome)
数値だけで評価するのではなく、その結果OBJECTIVE (目標) が達成されたかどうかが大事。
「OBJECTIVE (目標)」のツリーを考える
最も上位のOBJECTIVE (目標)=ビジョン
たとえば「ユーザービリティを良くしたい」「売上をあげたい」というKPI同士の対立は不毛。
より上位のOBJECTIVE (目標)を達成するための道筋をディスカッションするべし。
人数が増える程に必要になってくる
基本的には5人くらいのスタートアップなら不要。
なぜなら、ビジョンや現状把握が意識せずとも普段のコミュニケーションで充足できるから。
大きな組織になってきたな、と感じた際に検討するべし。
コミュニケーションコストをかける
より上位の目標のツリーを理解するのに必要なのはたゆまぬコミュニケーション。
とくにひとつ上の上司との会話が大事。
密なコミュニケーション無しに目標が組織に浸透することはないと心得る。
OKRという概念を勉強するといいらしい
まとめと感想
- KPIは必ず「目標」とセットで語ろう
- 意見が別れたら、より上位の目標から優先順位をディスカッションしよう
- 「目標」を共通で持つためにはたゆまぬコミュニケーションが必要
言われてみると当たり前のことなのですが、
組織という大きな目線で見た時、当初の「何を成そうとしていたのか?」という目標は忘れがち…。(新人さんとかには、そもそも伝わってなかったりする)
チームで建設的にコラボレーションしていきたいなと思いました。