【Design+】ブレストにおいて、短時間で精度の高いアイデアを選択するコツ
Lean UXを監訳した坂田さんの主催する
「Design+」に参加して得た学びを紹介するコーナーです。
ブレスト会うまくいってる?
ブレスト会を企画した時、
かなり時間がかかる上に、ふんわりした結論しか出ないときって多くないですか?
自分はそうでした。
自分では気づいてなかったのですが、
そういった時って、何一つアイデアを「捨てなかった」事が多いです。
全員のアイデアをマッピング・グルーピングする所まではうまく行くのですが、
最後に「これをやろう!」という選択をする際に、残り時間の関係でトップダウンな決定になってしまうことが多かったです。
またアイデアの出す量や質にも、個々人で濃淡があり、
どうしても慣れてない方や、前段の知識量に差がある方が置いて行かれてしまい、実際は「想いのある人」だけのブレスト会になってしまうことが多かったです。
そんなブレストの課題に役立ちそうなプラスをいただけたので、以下にコツを記載してみます。
ブレストにおいて、短時間で精度の高いアイデアを選択するコツ
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発散:なんでもいいからたくさん出す
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選択:思い切って捨てる
発散:なんでもいいからたくさん出す
ポストイットを用意して、アイデアを一個ずつ書き出してみる ときのコツです。
コツ1
コツ2
コツ3
- 本番のブレストを始める前に上記の練習を皆でやってみる
- 「犬の名前」や「ダイエットの方法」とかなんでもいい。
- 関係ない話題で、考えずに書く練習をすることで、本番で手が止まりにくくなる。
まとめ
例えば、10分間ひとつのことを考えて出したアイデアより
10分間に30個のアイデアを考えた中のひとつのほうがクールなアイデアになることが多いらしいです。
自身も実際にやってみて、最後の2~3枚は自分でも思いついてなかった上に、クールだなと感じることが出来ました。
選択:思い切って捨てる
全体で議論を始める前に、自分のなかで選択と集中をすることで、議論の濃度が高まります。
コツ1
コツ2
- もう一度、自分が書いたポストイットを並べて、「良いもの」「そうでもないもの」を同数ずつ半分に分けてみる。
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今度は結構苦しくなるが、それでも分ける、そして「そうでもないもの」をまた破って捨てる。
コツ3
まとめ
半分に分けて捨てる、という行為を2回やるとかなりアイデアの精度が上がりました。
1度めは簡単に捨てられるけれど、2度めは優先順位をしっかりつけないと捨てられなです、
なので、自分の中で優先順位をつけることができ、皆に伝えるときには、何故オススメなのかがハッキリしていました
LEANに素早く意思決定して試すことが大切
ポストイット片手にブレストをするときは、上記のコツを思い出してやってみてはいかがでしょうか?
すごく短時間で、それなりの結論を出すことが出来ます。
その結論が合っているかは難しいですが、「試すことが出来るところまで、仮説を固められた」ということが大事で、
試してみてダメだったら、素早くもう一度同じプロセスを繰り返してみればいいのだと思います。
それがLEANな考え方なのだと感じます。